前回、子供のカットのポイントをご紹介しました所
好評でして…
ありがとうございます(*ノω・*)
しがない元美容師ですが嬉しかったです。
色々とご質問も頂いたので、返せる限り記事にできたらと思っております(^^)
本日は
「髪の多い子のドライヤーの使い方」「髪を早く乾かす方法」
を元美容師目線で語りたいと思います。
一応、特殊な商品を使うとかでなく、あくまで普通に家で乾かすという定義での「乾かし方」です…
- タオルでしっかり水分を取るのが第一
- 根元を1番に乾かすつもりで
- 下を向いて根元を乾かしそう!
- 「2分割」して乾かしてしまうのも手
- ブラシやコームを入れるのは8割乾いてから
- ドライヤーは風量重視で買うのをオススメします
- とか言いつつドライヤーって面倒ですよね…
- 速乾アイテムを使うのもありかも!?
タオルでしっかり水分を取るのが第一
まずはしっかりタオルドライ。これ大事です。
髪が水分を多く含んでいると、ドライヤーの時間が長くなるだけで特にメリットはありません。しっかりタオルで水分を取っておきましょう。
この時、あまりゴシゴシしてしまうと摩擦が生じます。
摩擦は傷む原因になるので、優しくタオルドライしましょう。
毛先部分は手でこすり合わせるでなく、タオルで髪を挟んだ上からパンっパン!と拍手する感じで水分を取ると良いですよ。
美容室でも、仕上げはあとブローだけ…という時、
しっかりタオルドライしてからスタイリストさんと交代します。
根元を1番に乾かすつもりで
ドライヤーを使って髪を乾かす順番は
①根元②中間③毛先 です。
なぜかと言うと、毛先よりも根元の方が毛量が多いからです。
大体の髪型は量を減らしていますし、密度も根元の方が多いですよね。
また、ドライヤーから吹き出る風は広範囲です。
毛先から乾かすと、毛先ばかり乾きすぎで「オーバードライ」という「乾きすぎ」になってしまします。乾きすぎるともう言うこと聞いてくれないの…
毛先は放っといても勝手に乾きます。
でも根元は、上の髪やその周囲の髪が密接しているので、しっかりかき分けて風を当てなきゃ乾かないのですよね(^_^;)
ですから、根元を最優先で乾かしていきます。
またドライヤーの風は広範囲です。
根元を乾かしていても、勝手に毛先にも風が当たっています。
すなわち、根元を乾かせば全体が乾くというワケでございます。
下を向いて根元を乾かしそう!
そうは言っても、根元ばかり乾かすのは難しいですよね。
特に、耳の後ろあたりなんて髪が密集してますし、どうやって根元から乾かすんだ?!って感じです。
そういう時は、もう「おじぎ」して下向いて乾かしてしまいましょう。
この方法は、髪が寝てしまう人、ボリュームが少ない人にも大変有効です。(根元が立つから)
根元を乾かす方の「手」は丸みのある「パー」の手です。
爪を立てず、指の腹が頭皮に当たるようにしてワサワサと根元を浮かす感じで動かします。
その時、ドライヤーの風が「その手」に当たっている事が大事です。
「2分割」して乾かしてしまうのも手
特に髪の多いお客様には、こうやって上下に分けてから乾かしていました。
ゴムでもピンでも良いので、乾かしやすく分けてしまい
下の部分の根元から乾かしてしまいましょう。
風が当てやすいので、案外楽ですよ。
私も自分の髪が長くなり、量が増えるとこの方法を使う時もあります。
縦に2分割して左右分けて後ろから風を当てて根元から乾かすのも有りです。
よく美容師さんが2人がかりで乾かしてくれるやつ。
分けて乾かす時も、毛先は1番最後で大丈夫ですよ。
ブラシやコームを入れるのは8割乾いてから
ブラシやコームを入れるのは最後の仕上げで充分です。
8割くらい乾いてからが目安です。
ブラシをいれるとツヤもでるし、伸びるし形が決めやすくなります。
反対に、まだ濡れている状態で、コームやブラシを入れすぎるとキューティクルを傷める原因にもなるので注意です。(髪を整える程度は大丈夫ですよ)
ブローは「ハンドドライで大体が決まる」と言われています。
自分の「手」だけでも充分なんですよ(^^)
クセを伸ばしたい場合は、髪の根元~中間を引っ張りながら乾かすと伸びやすいです。
根元をしっかり引っ張りながら…仕上がりの髪型を想像しながら乾かすと良いです。
髪って、濡れている時はふにゃふにゃでキューティクルが開いている状態です。
乾くとキューティクルがが閉まって、髪の形状が決まります。
キューティクルがが開いてる状態での物理的な刺激は傷みの原因に。また自然乾燥などをしていると乾燥しすぎにもなります。
ですからドライヤーを使って素早く乾かし、キューティクルが閉じる手前(8割方乾いたかな?ってくらい)からブラシを入れると効果的です。
ドライヤーは風量重視で買うのをオススメします
昨今、ナノやらマイナスイオンやら付いているドライヤーがありますが
私からすれば「風量が全て」です( ・ิω・ิ)
さっさとタオルドライして、短時間で乾かす。
そうしたら綺麗に仕上がるのです。実にシンプルです。
業務用!業務用!!!(゚∀゚)
安くて風量抜群、美容室で見かけるやつ!!
このドライヤーが安くて、風量抜群で使いやすいです。
もうこれしか使いません。
勤めていた美容室で使ってまして、それ以来、自宅でも使ってます。
最近はスーパー銭湯とかでも見かけるので地味に嬉しい…
あの部品は外して使ってね
銭湯行ったり、ジム行った時によく見かけるのですが
乾かす目的なら、このパーツは不要です。無駄です。
買った時点で付いてるので、そのまま使ってるという方も多いかと思うのですが、これ……ブロー用です( ・ิω・ิ)
この平べったい口から出る風量は、見た目の通り少ないです。
せっかくのドライヤーが台無しです。
時間と電気代の無駄ですよ…
このパーツは本来
こうやったり
こうやったり
風の出る方向とブラシを利用して形を作りやすくするものです。
すなわち「ブロー用」です。
乾かすのが目的でしたら、このパーツは取り外して使いましょう(^^)
とか言いつつドライヤーって面倒ですよね…
これだけうんちく並べてみましたが、夏場は暑いしせっかくブローしても湿度でクセが生き返るのでほとんどブローしていません(^_^;)
それでも、タオルドライをしっかりしてからドライヤーはしてます。
濡れたままだと髪によくないのはそうなんですが、頭痛がするんですよね(^_^;)
髪が多いと、ドライヤーは面倒で難しい事かもしれませんが
ちょっとしたポイントで何か参考になれば幸いです。
ではでは(^_^)/~
速乾アイテムを使うのもありかも!?
マイクロファイバーのブラシなんてものがありました!
素早く水分が飛ぶので良さそうです(゚∀゚)
風呂上がり、ちょっとま吸水タオルで手助けするのも良さそう(^^)
そもそもタオルをマイクロファイバーに変えちゃうとか…
オススメはこのドライヤーです
細毛天パのワタシにはこのオイルがかなり相性良いでした。
▼子供のカット、内巻きにするコツです。
▼自分の髪にレイヤー入れました(^^)
▼髪の少ない我が子の前髪カット
▼Nobbyのドライヤーの記事です。