来春から下の子の入園が決まり
いよいよ私の社会復帰に現実味が帯びてきました。
主語が大きくなりますが、「専業主婦」の陥りやすい
「何者にもなれない、なれなかった感」が私にもあり
これまでの人生設計の甘さに後悔してたり、今後どう身を振っていこうか悩んだりしているのでした。
今までの経験や資格使うのか
新たにチャレンジするのか
さて、自分の強みとは何なのか。
そういった漠然とした「自分がわからない」感から脱出したく、手に取った本が
「苦しかったときの話をしようか」著者:森岡 毅
でした。
- 森岡毅さんとは?あのUSJを倒産寸前から救ったすごい人
- 「苦しかったときの話をしようか」はこれから就活をする娘へ向けた手紙のような本
- 自分の強みは必ず好きなことの中にある
- 早速やってみよう!
- 大成功している森岡毅さんにだって暗黒期はあったのだ
- 将来に不安がある人類にオススメの本
森岡毅さんとは?あのUSJを倒産寸前から救ったすごい人
森岡毅さんって誰?って私も最初は思いました。なんかのテレビで拝見し、めっちゃすごい人やん!?ってなったのを覚えています。
関西人ならわかる。そう…あの低迷期のUSJを今の人気USJに生まれ変わらせた人なのです。ほんと、全然人気なかったんですよ昔。
あのままいけば倒産ってのも素人ながらに頷けるほどの魅力のなさでした。
そんなUSJをV字回復させたすごい人なんです。
その森岡毅さん、テレビでのお話のなかで就活生や子供に向けて
「自分の強みは好きなことの中にある」
「それらは動詞である」
「好きな事からの強みを伸ばすのがいい」
「苦手な事より得意をより伸ばせるように」
…みたいに仰っていたのが印象的でした。
もっとこの話詳しく聞きたい!と思ったのでした。
「苦しかったときの話をしようか」はこれから就活をする娘へ向けた手紙のような本
もともとこの本は、就活する娘さんへ向けたものだったようです。
大学生になり、いざ就活ってときに、自分がどの道に進めばいいのか、なにが向いているのか、まず、わからないことがわからない状態。
そんな娘さんへ、今後1人で生きていく戦術としての考え方や物の見方、社会の仕組みなどをわかりやすく、実際に目の前にいて話しかけてくれているかのような本です。
就活生のみならず、私のように社会復帰をしようとしているが、どの分野へいくのか?本当に挑戦して大丈夫か?とか、何から手につけていいのかわからない大人や
まだ小さい自分の子供の教育のヒントになっているように思います。
自分の強みは必ず好きなことの中にある
漠然とした不安や、選択肢の多さから自分が見えなくなりますよね。
周りを見ればすごい人ばかり。
だけどこの本では、周りではなく自分とを比較して、強みを見つけていきます。
そしてそれらの「強み」とは、好きなことの中の動詞にあるといいます。
例えば、
・バスケが好き
ではなく
・バスケの地区大会で勝ち抜く戦略を考えるのが好き
といった風に好きな事の中の動詞を自分で見つけていくのです。
自分の強みの動詞を50個くらい書き出して
それらを別のカテゴリーに分けていきます。
そうすることで自分の得意が見えてくるのでした。
早速やってみよう!
という事で、今後の自分の人生、どう生きていこうか迷える私は早速やってみました。
30も後半になれば嫌でも得手不得手を自覚している部分も多い。
だけど、他人に聞いてみて初めて分かる部分もあったりしてとても面白いです。
ピアノを弾くとか、漫画を読むとかカウントできないものがあってもOKです。
動詞が被っても良い。
夫に聞いてみて新たな発見もありました。
私の一部ですが
・コツコツ努力する
・パズルのように組み立てるのが好き
などなど大した特徴はないかもですが、色々と書き出してなんとか30個は見つけられました。
それらを今度はカテゴリーに振り分けていきます(詳しくは本に載ってます)
そのカテゴリーに一番多く特徴が集まった分野の仕事に就くことができれば、得意をグングン伸ばしていけるよ…というものです。
大成功している森岡毅さんにだって暗黒期はあったのだ
本のタイトル回収ではないですが、世に成功を収めている森岡毅さんだって暗黒期(苦しかったとき)はあったのでした。
私もまぁまぁ暗黒期はあったし、それなりのトラウマも抱えていますが
それは森岡さんも同じで、苦しいときがあったんだなーとか勝手に気持ちがリンクして私泣いてました。
でもこれも先程の「得意の動詞」に繋がっているんですよね。
そうだけど、それでもこの方の凄まじい努力がすごい。
私には到底できない…と思いました。
将来に不安がある人類にオススメの本
小難しいことは一切なく、誰にでもわかりやすく、そして沢山の気づきが与えられる素晴らしい本だと思います。
森岡さんのこれまでの功績や苦悩もとても興味深い。
娘さんへ宛てただけあって、何度か泣きながら読むのは私だけじゃないはず。
もっと若い時に知りたかったし、教えて欲しかった!
ってのが率直な感想です。
夢だけで長く食べていけるほど人生甘くない。
しっかり自分の強みを分析し、戦略的に人生を設計するのはとても大切な事なんだなと感じました。
子供にも是非読んでほしい。
いや、私からのメッセージだよっつって読ませます。
ではでは(^_^)/~
▼簿記取れたのも、自分の得意とリンクした部分があったのかも。と後になって思うなど
▼夢だけじゃ食えねぇ!の典型。過去に戻れるなら美容師は選択してないかもー