ドラマ「明日の約束」見ていますか?
録画で時間ある時に見ているんですが出て来る母親にまともな母親が1人もいません。
「毒親」がテーマになっているのでしょうがもう辛くて見てられないけど引き込まれて続きが気になり毎週欠かさず見てしまいます。
- 子供を盗聴する過干渉、兄弟差別の母親
- 娘が思い通りにならないとヒステリー起こす母親
- 母より女を優先、育てないネグレクトな母親
- 兄だけを見ている母親
普通の母親出てこんかい!!って思いながら
家族って外からはわかりづらい事情をそれぞれ抱えていて子供は簡単には逃げ出せないんだなと見ながら痛感しています。
そして子どもにとっての母親が与える影響力。
私も自分の母親とは上手くいっていません。
むしろ家族が機能してない気すらしています。
だからこそ、このドラマは深く感じる部分がある・・・
先週のセリフに
「私もお母さんの血が流れているから怖い」的な事を言っていた生徒が印象的で私も時折その感情が出て来る時があります。
私もお母さんの様に姉妹格差してしまうのかな(まだ子供1人だけど)
私も家族の悩みに向き合えない時がきたりするんだろうか
などほんの一瞬、時々湧き上がります。
「あんたなんか産まなきゃよかった」って言われた時の呆れた感情は今でも忘れていません。
悲しいとかでなく呆れました。
こいつ、言ったらあかんこと言ったな・・・って。
私も反抗期だったこともあるので今となっては仕方のなかったことかもしれません。でも30代になった今でも覚えているのです。
あとお決まりの
「陣痛を感じて産むから愛情が芽生える」みたいな事も言われました。
帝王切開なんですが私・・・・・
他にもあるんですがそれはまたの機会にして。こんな感じでチョイチョイグサグサやられていたので不信感は大人になってから募っていきました。
子供の頃はわからなかったです。家が汚くても、妹のが贔屓されていても、何かあっても向き合って話し合いをしてくれなくても、父に褒められなくても、それが我が家の普通でしたから。母親は子どもにとって1人しかいないし比べようがない。
家族という輪の中からはみ出る事なんて考えもしなかったです。
それでも落ちることなく、今もご覧の通りひょうきん族でいられるのは今までに出会えた友達や職場、上司、夫のお陰でしょう(^^)
あとは、嫌なら無理に家族と付き合わなくてもいいという気持ちに切り替えられたから。
基本、家の中より外で交流している方が楽しかったです。家に帰れば汚くて鬱々としていました。仕事も激務で丁度良かったのかも。
「私もお母さんの血が流れているから怖い」
そういった生徒に主人公の井上真央ちゃんは
「お母さんの血が流れていたとしてもあなたはあなただから」的な事を言っていました。
自分にも言われた気がしました。
私ももういい大人だし、しかも母親なんだなー。私は私なのだ。
今は自分の家族としっかり向き合えるように、母の様にならないように。私の心の奥に突き刺さったままの言葉は覚えておいて娘に言わないようにしなきゃいけない。そう感じました。
それでも理想の子育てとは程遠い事も沢山あります。
イライラすることだってある。思い通りに事が運ばない時もある。
これから先、娘が反抗期になった時に私も「産まなきゃよかった」なんて言ってしまうのかな?なんて変な気持ちになる事も正直ある。いや、絶対言わないって思ってるんだけど。なんていうか変な不安がよぎる時があるのです。絶対言わないんだけど。
毒親ってDVとかネグレクトとかだとわかりやすい。
でも自分の場合は毒親と定義していいのかもわからない。人となりに生きてこれたし、進学もさせてもらえた。美味しいものも食べさせて貰えた。
怨んだりはしてない。ただ会いたくないだけ。
でも親といえど人間関係ですから。私は自分がそう思っていることに疑問もない。
会いたくなるまで会わなくていいと思っています。
うん。重いけどいいドラマだと思います。